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これだけでコンプリート!ネオシティポップおすすめ76選【最高のプレイリスト】

ネオシティポッププレイリスト

2015年以降、次第に耳にするようになったネオ・シティ・ポップ。

今ではネオ・シティ・ポップにカテゴライズされるアーティストが増えすぎて、どれがおすすめなのかわからない人も多いのでは。

今回はポップスマニアの私が「ネオ・シティ・ポップって何?」を解説した上で厳選したおすすめ曲を一挙に紹介します。

これを読むだけでネオ・シティ・ポップス通になれること間違いなしです。

ネオシティポップって何?シティポップとの違いから解説

まずはネオ・シティ・ポップが何なのか?から解説していきましょう。

ここでは2010年代以降のシティ・ポップで、次の3要素が揃った曲を「ネオ・シティ・ポップ」として紹介します。

  1. アンサンブル重視 
  2. EDMやサンプリング系音楽も視野に入れた音作り 
  3. 80年代シティ・ポップを完全再現しない

それぞれどんなことか詳しく説明しておきましょう。

そんなことはどうでもいいからとっとと曲を紹介しろ!と思ったら「ネオシティポップおすすめ76選」へ飛んでください。

アンサンブル重視

ネオ・シティ・ポップには歌を聴かせるというよりは演奏全体を聴かせる志向があります。

80年代のシティ・ポップも歌よりアンサンブル(曲全体)を重視していました。

制作費が潤沢だった時代ゆえ、80年代シティ・ポップは演奏力の高いミュージシャンを外部から集結させる作り方をしていました。

それに対し、ネオ・シティ・ポップはバンド自体の技術を磨くことでアンサンブルを固めていく制作方法をとります。

EDMやサンプリング系音楽も視野に入れた音作り

80年代のシティ・ポップがディスコやエレポップ、フュージョンなどと結びついたように、ネオ・シティ・ポップにもEDMやサンプリング系音楽といった同時代のポップスとの結びつきが見られます。

サンプリング系音楽では「ヴェイパーウェーヴ」や「フューチャーファンク」といった2010年代にネット経由で発信されたジャンルとの接点がエフェクトや曲の構成などに感じられます。

80年代シティ・ポップを完全再現しない

ネオ・シティ・ポップは80年代シティ・ポップを完全再現しません。

どちらかというと、現在進行形の音楽として聴かせることを目指しています。

80年代のシティ・ポップをダイレクトに再現することにこだわった音楽もありますが、それらを私は「クラシカル・シティ・ポップ」として「ネオ・シティ・ポップ」とは別物と位置付けています。

  • ブルー・ペパーズ
  • ウワノソラ
  • カンバス 
  • Lafuzin
  • 降幡愛
  • GOOD BYE APRIL
  • 加納エミリ
  • Satellite Young

こうした人たちはクラシカル・シティ・ポップにカテゴライズされます。

ネオシティポップおすすめ76選

ネオ・シティ・ポップのおすすめを一挙に紹介していきます。

雨が降るなら踊ればいいじゃない|Lucky Kilimanjaro

2014年に東京都内で大学の同級生を中心に結成、「ラッキリ」の略称で親しまれている6人組バンド。

2017年アルバム「Favorite Fantasy」は洋楽志向が鮮明でしたが、この曲はコードの動きで少し哀愁味を帯びて日本的な感覚が強く出ています。

Fly Away|Kenta Dedachi feat. Kan Sano

アメリカ・LAの大学に通うシンガー・ソングライターのKenta Dedachiが、トラックメーカー・Kan Sanoと組んで作り上げた一曲。

重さをどこまでも排除したトラックとサラッとしたドライな歌声が好相性です。

CITY FLIGHT|Deep Sea Diving Club

2019年から活動する福岡出身の4人組バンドの1stアルバムから。

演奏は洗練されていいるものの、やや前のめりの歌に初々しさを感じさせます。

Lovin'Drivin Darlin'|竹内アンナ

アメリカLA生まれ、京都育ちのシンガー・ソングライター。

2019年発売のミニアルバムからグルーヴと歌メロの美しさのバランスがとれた作品を。

2022年7月発表の「泡沫SUMMER」も中森明菜の「スローモーション」の歌メロをかすめつつ今の音に聴かせる傑作でした。

Feeling|ROYALcomfort

京都出身の3人グループ。

サビのファルセットの伸びがよく、コードワークもツボを押さえています。

Leilah|Attracions

2016年結成、福岡を拠点に活動する4人組バンド。

EDMを意識した音からスタートし、次第にギターカッティングがシティ・ポップへ寄せていきます。

エフェクトの選択などでエッジを尖らせすぎないように聴きやすさへ配慮しているのがわかります。

City|夏と彗星

ボカロP出身の夏代孝明によるソロ・プロジェクト。

シンプルながらポップな歌メロが印象的です。

Under the Sea|Ryu Matsuyama feat.Max Jenmana

2021年結成の3人組バンド。

タイのシンガー・Max Jenmanaを迎えたミディアム・グルーヴの心地いい一曲です。

Feel Like Feeling|kukatachi

2013年結成、東京を中心に活動するバンド。

現在のメンバーはボーカルのYudaiとキーボードのYui。

70年代~80年代のブラック・ミュージックからの影響が濃厚にありつつもむやみな重さを感じさせない洗練度の高い演奏がみごとです。

WHY|Suchmos

2013年、神奈川出身のメンバーで結成したネオ・シティ・ポップの代表格バンド。

2021年より活動休止中になる前に発表した3rdアルバムから、高い演奏力と巧みなアレンジがギュッと詰まった一曲を。

Driftin'|Mime

2014年から東京都内を中心に活動するバンド。

ボーカルのひかりはシティ・ポップのカバー企画を出しているTokimeki Recordsにも参加しています。

肩の力の抜けたボーカルと清涼感の高さが心地いい。

MY LOVE |SOMETIME's

2017年結成のボーカル・SOTAとギター・TAKKIの2人組ユニット。

R&B色濃いボーカルとメロディアスな楽曲がお得意の彼ららしい一曲を。

後半の間奏以降のラテンアレンジにポップス的ボキャブラリーの高さを感じさせます。

ドレス|lo-key design

2019年から活動を開始したシンガー・Saltoとトラックメイカー・marsh willowによるユニット。

チルアウト好きから支持が厚いだけあって、ギターのカッティングやスラップベースなども必要最小限にとどめるミニマムなアレンジに仕上げています。

I LOVE YOU|deadbundy

2013年デビューのチルアウト好きから支持を集める3人組バンド。

1990年代にクラブ界隈で再評価されたウェルドン・アーヴィンのクールなカバーをどうぞ。

Summer Time|Sijima

2018年結成の「ネオ歌謡シティーポップ」を標榜するグループ。

ベースがバンドの中心になっているのが特徴的で、この曲にもそれを強く感じます。

目眩|The Lamb(ザ・ラム)

2019年から活動する5人組バンド。

2021年にはイギリスの音楽レーベル『The Animal Farm』と契約を開始しています。

各楽器の掛け合いが多いことから、即興を重ねて(遊びながら)音作りをしていることがうかがえます。こうした音はバンドならでは。

screen|Cicada

2012年より活動、2019年に解散したバンド。

スモーキーな夜の雰囲気とほのかにあどけなさを残すボーカルがクリスタルな魅力を伝えます。

だきしめたいよ|LAGHEADS

フュージョンやブラック・ミュージックの匂いを漂わせる4人組バンド。

発表している楽曲は歌モノよりインストが多めです。

スティーヴ・ガッドのプレイを参照していると思われるドラムとリチャード・ティー風のキーボードが絡み、フュージョン・バンド「スタッフ」の匂いがプンプン。

MOONLIGHT|POP ART TOWN

2016年結成の3人組バンド。

「真夜中のドア〜Stay With Me」を2020年代の感覚で踏襲したかのようなこの曲はネオ・シティ・ポップの現在地をわかりやすく伝えてくれます。

夢みる少女|Caro kissa(カーロキッサ)

渋谷系寄りのたたずまいが印象的なボーカル・sunachuとコンポーザー・takahiroによるユニット。

ややクラシカルな趣があるものの、サウンドのニュアンスは2010年以降らしさを感じさせます。

It's Who We Are|Nulbarich

2016年結成、レオナール・フジタ(藤田嗣治)然としたJQを中心に活動するバンドで、ネオ・シティ・ポップの中心のひとつ。

アシッドジャズに現代の気分を織り交ぜた楽曲が魅力的です。

Over the Rain|Chapman

東京を中心に活動する2018年結成の5人組バンド。

スタティックなイントロから「●● the World」を模した歌メロが乗り、フュージョン風味を効かせた展開へ。

いかに緻密に考え抜いた構成で制作しているかがよくわかります。

slow dance |RAMMELLS

2015年結成、2021年に解散した4人組バンド。

ガーリーながらブルーノートを随所にはさみ込むボーカルとラウドなギターの音がポップなカラーを醸し出しています。

Dance with Misery|FIVE NEW OLD

2010年結成のバンド。もとは5人組だったものの、一人脱退し現在のメンバーは4人。

ネオ・シティ・ポップがブームになった2017年頃に注目されたバンドのひとつです。

Day In Day Out|Pictured Resort

曽我部恵一も激賞した大阪出身のバンド。

各楽器がコントロールされすぎていてバンドらしくない音だと思ったら、2020年からソロユニットになったそうです。

80年代のシティ・ポップの再現のようでボーカルのニュアンスは2010年代以降を感じさせます。

UP TO YOU|Emerald

2011年結成の6人組バンド。

ボーカルはソフトながら、ロバート・グラスパーを意識したアレンジで包まれた音は尖っています。

Boogie Nights|LUCKY TAPES

5人組バンド「Slow Beach」のメンバー3人で2014年結成。

当初はベースのグルーヴが際立っていましたが、一作ごとにアンサンブルの一体感が強まっています。

ブルーノート、メロウなコードを効かせた楽曲の完成度も高め。間奏でスイングが絡むアイディアもすばらしい。

シティサイド・ラプソディ|never young beach

俳優・高橋一生の弟としても知られる安部勇磨を中心に2014年に結成されたバンド。

1990年代の渋谷系を経由したフォーキーなシティ・ポップに連なる音作りが特徴的で、エレキギターの音がエレアコっぽく聞こえます。

サンシャイン・ベイ|ぷにぷに電機

セルフ・プロデュースのシンガー。グループではなくソロユニットです。

Paris MatchやTICAを思わせる2000年代シティ・ポップのカラーが濃い曲。

狙ったのか偶然なのかわからないところも面白い。

高気圧の季節|中島雄士

The Lambやグソクムズのメンバーとしても活動する中島雄士のソロ。

セミの音や波音を背にカッティングからゆったりとスタートし、ウエストコーストではなく日本の夏を洒脱に表現。

同年発表のTAIKINGの「Easy」とも似た世界観で作られています。

MINT VACATION|THREE 1989(スリー)

1989年生まれの3人組バンド。

ボーカルのshoheyがリアリティショー「テラスハウス」に出演したことでも注目されました。

前面にフィーチャーしたカッティングはフュージョンやディスコ系ではなくロックバンドの音を感じさせます。

セクシャルなアピールが強いボーカルも独自路線を打ち出しています。

aloe|macico(マチコ)

東京を拠点に活動する3人組バンド。

海外で日本人とわかりやすいようグループ名を「マチコ」としたのだとか。

フューチャーファンクでよく使われるエフェクトがかかったイントロからスタート。トロピカルムードのシティ・ポップに仕上がっています。

Crossing|ecke

2018年結成の3人組バンド。2ndアルバムからクイーンの「Another one bites the dust」のリズムを引用したオープニング曲を。

楽曲制作の手法は渋谷系の踏襲とも思えるものの、音自体はシティ・ポップです。

Page|Kroi

2018年結成の5人組バンド。

一聴したとたん体が揺れてしまうようなグルーヴにクール&ザ・ギャング風の掛け声が特徴的な一曲。

ロックを経由してブラック・ミュージックに行きついたようなボーカルがなんともネオ・シティ・ポップらしいです。

Horizon|PAELLAS

2009年結成の4人組バンド。

プリンスの影響を感じさせる歌声にミニマムな演奏が持ち味です。

2019年に解散、ボーカル・MATTONは元「YOUR ROMANCE」のinuiらと新バンド「PEARL CENTER」を結成しました。

Loyal Man's Logic|WONK

2013年結成の4人組バンド。

16ビートにコンガが鳴っているあたりにディスコを、転調でループする構成はフュージョンを感じますが、歌メロの乗せ方はヒップホップ的です。

なお、ボーカルの長塚健斗はイタリアン、フレンチの修行を積んだ元シェフという異色の経歴の持ち主でもあります。

Phenomena|umber session tribe

2014年結成、東京都内で路上ライブを実施していた9人組の大所帯バンド。

近年のヒップホップのグループでは珍しい80年代風ラップが特徴的です。

人数ゆえの活動制限があってか、ここ数年は活動が途絶えている様子。

プラスティックラブ|JamFlavor

2014年結成、2022年に解散したHODAKA(ホダカ)とMA’LIL(マリル)によるユニット。

タイトルで竹内まりやのカバーと思わせて聴いた人が多いのでは。同名異曲です。

EDMの匂いのするシティ・ポップのトラックでR&Bのデュエットが聴けます。

DISCO JACK|ALL CITY STEPPERS

2013年、元w-inds.のメンバー・Ryuichiを中心に結成された4人組バンド。

w-inds.のファンにしか知られてなさそうですが、ファンクをちょうどいい加減でソフトにしているバランス感覚が卓抜です。

SUNRISE|YONA YONA WEEKENDERS

2016年結成の4人組バンド。

イントロのレフトから聴こえるギターのリズムがハネていないのが若干気になりましたが、ベースと歌に入ってからライトスピーカーで単音ミュートを弾くギターが絡むとグルーヴが出てきます。

Groove Me|Shunske G & The Peas

Shuns'ke G(シュンスケジー)を中心に活動するソウル・バンド。

重心を後ろにとった演奏にトークボックスが絡むかなり本格的なブラック・ミュージック志向の音に仕上がっています。

HONDAのCMソングっぽい曲調ですが、実際にはCMで使われていません。

Playlist|Shinn Yamada

愛称「シンヤマ」のシンガー・ソングライター。

持ち味のR&Bテイストが強くも甘いボーカルがこの曲でも発揮されています。

FANCY GIRL|I Don't Like Mondays.

2012年、「流行に敏感なオシャレな女の子を躍らせる」をコンセプトに掲げ結成した4人組バンド。愛称は「アイドラ」。

コーラスを含めて洗練度の高い楽曲もさながら、マイケル・ジャクソンのパーカッシブな歌い方の影響が強いボーカルとグルーヴを磨き上げた演奏が見事です。

Tokyo|Juna Serita

石川県出身のベーシスト兼シンガー・ライター。

複数のグループでベーシストとして活動するかたわら、ソロ曲も発表。

いかついベースを聴かせつつ、ウィスパーボイス寄りでメロウに歌うボーカルも味わい深い。

Sunshine Girl|Omoinotake

2012年結成の3人組バンド。

ドラムの乾いた音にドリーミーなシンセ・キーボードの音が乗ってスタートし、押しの強めなボーカルが入るとグルーヴが完成します。バックトラックだけならクラシカルな音になるでしょう。

ボーカルの「気分」が80年代的ではないので古く感じさせません。

トロピカル・プレイボーイ|AATA

2013年から「あーた」の名で活動するシンガー・ソングライター。

2019年から表記を「AATA」に改めています。

スティーリー・ダンの「Glamour Profession」を思わせる転調(とギターカッティング)でループするコード進行とCHARAや朝日美穂の系譜の声質がメロウに融合。聴くものを酔わせる極上のトロピカル・カクテルに。

Fantasic Show|Yogee New Waves

2013年結成、never young beachとよく比較される4人組バンド。

ともにThe CHANGやフリーボのようなフォーキーな90年代シティ・ポップに近い音作りなためでしょう。

オールドタイミーなコード進行を使っていてもボーカルのタイム感が今っぽいので古臭くはなっていません。

Night out|futures

2019年から活動を開始した3人組バンド。

レゲエをルーツにした音作りが特徴的でチルアウト好きからの支持も得ています。

1stミニアルバムから浮遊感のあるメロウなタイトル曲を。

Imaginary Trip|SUKISHA feat. Shingo Sekiguchi

トラックメイカー・Hiroyuki Ikezawa(池澤 寛行)によるソロ・プロジェクト「SUKISHA」から、コロナ禍による自宅で過ごす時間を切り取った曲を。

ユニゾンコーラスやエフェクトに関口シンゴのギターが重なり、よりグルーヴが強化されています。

STUDY|SPiCYSOL feat. BIGMAMA

2013年結成の4人組バンド。

2ndアルバムが鈴木英人氏のイラストを起用したことで話題に。

2000年代から活動するBIGMAMAとコラボしたこの曲は80年代シティ・ポップを2020年にうまくアップデートさせた傑作です。

小刻みに変化するリズムや間奏から入るバイオリンの音色、後半に聴けるピアノソロなど、洒脱感バツグン。

リピート|ミツメ

2009年結成の4人組バンド。

フォーキーな90年代シティ・ポップと渋谷系を継承したシンプルなようでちょっとした仕掛けがある曲です。

棒人間|BREIMEN

ベースの高木祥太を中心に2015年に結成されたバンド。

ドラムのうまさが際立ちますが、ディミニッシュをはさむ楽曲構成や、マーヴィン・ゲイの「What's Going on」風の間奏のアレンジなど引っかかる要素がさりげなく入っているのもポイントです。

Undergroud Love|UNCHAIN

竹内アンナら若手からも慕われる1996年結成のベテラン3人組バンド。

基本姿勢は一貫しているものの、現在のネオ・シティ・ポップを踏まえた音にアップデートし、気負いなくスバラシイ曲を出してくるのは彼らならでは。

summer rich|dorian

トラックメイカーでMC-909のプレイヤー「dorian」が一十三十一をゲスト・ボーカルに迎えて発表した2ndアルバムから。

ネオ・シティ・ポップの幕開けはどのあたりかと考えたとき、この曲が思い当たります。

歌メロなどはクラシカルでありながら、クラブ・ミュージックらしい音作りな点がのちのネオ・シティ・ポップに続いているのでは。

saute|FRONTIER BACKYARD

現在は2人で活動する2001年結成のバンド。

ベテランながらSuchmosに代表されるネオ・シティ・ポップを見据えたニュアンスのボーカルをミニマムなトラックに合わせているムダのなさが見事です。

誘惑のパーティー|Shiggy Jr.

2012年結成の4人組バンド。

80年代のシティ・ポップにはないガーリーで元気いっぱいのボーカルが独特でしたが、2019年に解散しています。

この曲でもそうした持ち味がよく発揮されています。

Summer Soul|cero

2004年結成の3人組バンド。

ネオ・シティ・ポップどころか90年代~現在までのポップスをすべて踏まえた音作りをする一筋縄ではいかない人たちですが、夏の暑さを「冷まそう」と歌うこの曲は2010年代らしいストレートなテイストに仕上がっています。

東京かくれんぼ|高橋あず美

長野県出身のR&Bシンガー。ドリカムのバックコーラスをしていたことでも知られています。

イントロの「Do you wanna hid & seek?」のコーラスが涼しげ。

2010年代デビューとは思えないほどムダな力の入っていない歌唱に貫録を感じます。

All My Love|ディープファン君

駿河歩、阿部悠世の2人のボーカリストを中心に活動するファンクバンド。

2018年にこの曲を収録したEPをリリースし、荒田洸が参加したことでも話題になりましたが、それ以降の積極的な活動をしていない模様です。

コミカルさと本気が同居したPファンクを受け継ぐスタンスが魅力的だったのですが。

SAYONARA愛しき人|Neighbors Complain

2014年結成、大阪を拠点に活動する4人組バンド。

「近所迷惑」を意味するバンド名とは裏腹にうるささ皆無の端正な音が特徴的です。

70年代のR&Bやディスコをルーツにした良質なグルーヴが詰まった一曲。

Dramatic Love|iri

大学時代から神奈川県のジャズ・バーで弾き語りライブを開始、2014年に音楽オーディションでグランプリを獲得したことで注目されたシンガー。

Wonkとの共同制作によるこの曲はフィリ―ソウルなイントロから、ビル・ウィザーズの「Lovely Day」が引用される後半までの展開が素晴らしい。

低音ボイスが売りのシンガーだったiriの新機軸です。

12345|TOKYO CRITTERS

音楽プロデューサー・Shingo.Sとルンヒャン、菅原信介、ZINの3人のシンガーによるユニット。

交互にボーカルが入れ替わるのにコーラスで馴染ませているのでデュエット感がまったくありません。

後半のソウルフルなボーカルも聴きどころです。

Rainy Talk|evening cinema

略称「イヴシネ」で親しまれる2015年結成の4人組バンド。

過剰なほどメロディスなイントロが印象的なこの曲は、クラシカルで歌謡曲的な要素が多い曲が得意なバンドの魅力が詰まっています。ネオ・シティ・ポップというより令和歌謡といったほうがいいかもしれません。

クセが強く岡村靖幸の影響が見え隠れするボーカルも味わいましょう。

This Feelin' Only Knows|keishi Tanaka

「riddim saunter」のフロントマンで2012年からソロ活動を開始したシンガー・ソングライター。

ライバルバンドのalaとともに後のSuchmosにつながるボーカルスタイルを築いた功績者でもあります。

近年の作品ではもっともそのボーカルの魅力が発揮されたこの曲をおすすめします。

Trappin' Love|TOKYO RABBIT

ソングライター/プロデューサーの堂野アキノリを中心に結成した4人組バンド。

堂野アキノリは同名の音楽制作会社の代表も務めています。

イントロの裏から入るリードギターのタイム感が曲のグルーヴを打ち立て、カーティス・メイフィールドの「Tripping Out」的なリズムへ。

そのせいかサビの「Trappin' Love」が「Tripping Out」に聴こえます。

リアルディスタンス|ゆいにしお

2016年から地元の愛知県で弾き語りを開始したシンガー・ソングライター。

3rdミニアルバム「うつくしい日々」から、大瀧詠一イディオムがそこここに入った曲を。

一曲ごとにクオリティーが上がっているので、このままいけば2020年代のネオ・シティ・ポップを代表するミュージシャンの一人になるでしょう。

Last Train Seaside|Special Favorite Music

2014年に7人組バンドとして結成。2019年10月にメンバー4人が脱退し3人体制に。

ボーカルが一人になったことで、渋谷系寄りの「あまえんぼう」的要素が強めに出つつも、カッティングをフィーチャーした楽曲はシティ・ポップの色が濃い。

Let's Go Dancing|UGAJIN

2010年代から活動するシンガーソングライター/トラックメイカー。

密室感とソウルを凝縮したボーカルにTENDREに近い趣向が見えます。

曲の完成度は高いのにほとんど注目されていないのが不思議です。

KIDOU|EOW(エオ)

2019年から東京・渋谷界隈を拠点に活動する5人組バンド。

静かなイントロからカッティングでつなぐAメロを経てBメロでEDM的ブレイクが入るあたりがネオ・シティ・ポップらしい展開になっています。

Don't think feel|AWESOME CITY CLUB

2013年結成、男女ツインボーカルが特徴的な3人組グループ。

楽曲はJ-POPマナーに則ったものがある一方でこのようなネオ・シティ・ポップの見本的な曲も発表しています。

Galactic Moves|アマネトリル

2人のシンガー・ソングライター「Masahiro」と「Yujin」によるユニット。

AOR・シティ・ポップにうるさい音楽ライター・金澤寿和も「並みいるシティポップ勢をブッちぎる本格派」と大絶賛。

クラシカルでありつつ現代的にアップデートされた歌が魅力です。

Get the ball rolling|高橋優介

横浜を中心に活動するシンガー・ソングライター。

端正にしてツボを押さえたボーカルが心地いい曲です。

JUST IN TIME|Hannah Warm

R&B色がありながらスマートな歌を聴かせてくれるシンガー・ソングライター。

Tokimeki Recordsに参加、具島直子の「Candy」をカバーしています。

2022年発表のこの曲では言葉を丁寧に置くような歌い方が印象的です。

ライフタイム サウンドトラック|古川本舗

2009年頃からボカロPとして活動を開始したトラックメイカーによる音楽プロジェクト「古川本舗」。

リズムの変化を最小限にして重ねた楽器の数で緩急をつけるところがDTMのプロらしい。

waving night|citrusplus

チルアウト好きから支持が厚い2017年結成の3人組バンド。

無機質でループ感の強いところにフューチャーファンク以降の音作りを感じます。

MUSICを止めないで|西恵利香

2014年、所属していたアイドルグループ「AeLL.」の活動休止後、シティ・ポップ路線のソロシンガーへ転身した西恵利香が2015年に発表した1stシングルから。

グルービーかつメロディアスなネオ・シティ・ポップ黎明期の傑作のひとつ。

たしかにこの曲は一度聴いたら最後まで止められません。

おわりに

今回はネオ・シティ・ポップのおすすめ曲を厳選して紹介しました。

気になる曲があればこのページをブックマークに追加して、ぜひプレイリストを作ってください。

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kinuzure

人生の大半の時間を中古盤DIGについやしてきたポップスマニア。いまだに大人になれていないクリスタルな四十路男。【来歴】1980年代、幼少期にAORと歌謡曲を聴いて育つ。 海外のAORを数多く聴いていたものの、あるとき「AOR歌謡」を発見。強く惹かれる。【好物】レコード/古本/1980年代/生クリーム/コーヒー/ウィスパーボイス/ディミニッシュコードの響き

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