「キャラクターの声を演じるプロ」の声優は、おしゃれでエレガントなシティポップの演出にも長けています。
ここでは1980年代から2020年代までの声優シンガーたちによるシティポップ調の楽曲を厳選してご紹介します。
声優の歌うシティポップ47選
さっそく声優の歌うシティポップを紹介していきましょう。
ウィークエンド・ナイト/堀江美都子
トップバッターは「アニソンの女王」と呼ばれるほどアニメの主題歌の歌唱に定評のあるベテラン声優・堀江美都子。
断言しましょう。この「ウィークエンド・ナイト」は、シティポップ珠玉の名曲です。
1984年リリースのアルバム『素直になれなくて』に収録されたこの曲は、数あるシティポップのガイドブックのいずれにも取り上げられていません。
作詞:徳永章・作曲:景家正雄(AORデュオ「クリスティ」のひとり)・編曲:丸山恵市によって生み出された、奇跡的なアーバンナイトの空気感。
堀江美都子の澄んだ歌声が、週末の夜のときめきを表現するメロウなグルーヴとあいまって、クールな世界観を演出しています。
間宮貴子や松原みき、渋谷祐子、国分友里恵といった定番のシティポップが好きな方にも自信をもっておすすめできる一曲です。
If・You・Am・I/平野文
平野文は『うる星やつら』のラムちゃんの声で注目された声優。実は声優になる前には、ラジオDJとして活動していました。
「If・You・Am・I」は、平野文が歌手として1984年に発表したアルバム『Select F』の収録曲で、作詞を平野文自身が手掛け、作編曲は馬飼野康二が担当しています。
馬飼野康二はアイドル歌謡からアニソンまで幅広く手掛けてきた名匠。この曲でもAORテイストあふれる洒脱なアレンジで平野文のボーカルを引き立てています。
ウィスパーボイスがアンニュイな都会の夜を演出。冒頭の「Come on…」からセクシュアルで、ラムちゃんのイメージとは一味違うエレガントなシティポップに仕上がっています。
なお、同盤には山川恵津子が作編曲に携わった「Night Call」も収録されています。
TWENTY-FIVE/戸田恵子
戸田恵子は、『キャッツ・アイ』来生泪役やアンパンマンの声などで知られる実力派声優ですが、抜群の歌唱力を誇る歌手でもあります。
「TWENTY-FIVE」は、戸田恵子がちょうど25歳の頃に発表した曲で、作詞:沙東由香利、作曲:織田哲郎、編曲:中島正雄といったビーイング勢の豪華スタッフが制作を担いました。
リリース時期は1982年。ということは、織田哲郎が亜蘭知子に「MIDNIGHT PRETENDERS」を提供する1年前です。この「TWENTY-FIVE」も織田哲郎らしく、爽快さとメランコリック、若さとアダルトなムードが同居する「クリスタル」な楽曲に仕上がっています。
「ン~」といったフェイクが随所にあり、織田哲郎が歌ったデモ音源を忠実に再現していると考えられます。
ここでの戸田恵子は、声優としての声のツヤを活かしつつも、キャラクターを離れ、ひとりのシンガーとして歌うことに徹しています。微妙な歌メロのニュアンスを的確に歌いこなす表現力には脱帽せざるを得ません。
Water-Color Memory/三ツ矢雄二
『タッチ』の上杉達也役などで知られるベテラン声優・三ツ矢雄二。
1980年代には、シティポップを意識したアルバムをリリースしています。
1983年に発表したアルバム『Be Fresh!』はそのなかのひとつで、「Water-Color Memory」は同作に収録されています。
作詞:葉山真理・作編曲:飛澤宏元といった作家陣によって制作されたこの「Water-Color Memory」、
淡い思い出を水彩画のように描いた歌詞や、タメを効かせたメロディが濱田金吾を思わせます。
飛澤宏元は、1980年に濱田金吾が太田裕美に提供した「City Lights」の編曲を手掛けているので、そのときに接点があり、影響を受けたのかもしれません。
軽やかなエレピの音色とギターカッティングに乗せて、三ツ矢雄二の伸びやかなハイトーンボイスが冴えわたります。
三ツ矢雄二のこのほかの作品では、村田和人が提供した「サマー・メモリーズ」が収録されているアルバム『Hi-Touch』(1984年)も、シティポップ/AOR歌謡の界隈では名盤とされています。
……なのに、なぜかGoogleは「三ツ矢雄二をシティポップ文脈で語った情報はない」としていて、検索すると以下のような回答が出ました。

いやいや、何をおっしゃいますか! このレビューきっかけで、アルゴリズムが変化することを望みます。
真夜中の主役/富沢美智恵
富沢美智恵は、『美少女戦士セーラームーン』の火野レイ(セーラーマーズ)役などで知られる声優。
「真夜中の主役」は、富沢美智恵がOVA『バブルガムクライシス』のキャラクターソングとして歌ったシティポップ風ナンバーです。
作詞:葉山真理、作編曲:馬飼野康二のコンビによって制作されました。こうしてみると、葉山真理は80年代の「声優シティポップ」のキーパーソンのひとりだったわけですね。
哀愁漂う都会の夜をテーマにした歌詞と、馬飼野康二によるアーバンソウルを意識したサウンドが魅力。当時のアニメには登場人物の孤独を挿入歌で伝えるものがよくあり、これもそのひとつです。
2022年にはリマスター版が配信。往年のファンのみならず新たなリスナーも獲得しています。
SNOW LIGHT SHOWER/伊倉一恵
「SNOW LIGHT SHOWER」は、アニメ『CITY HUNTER 2』の挿入歌として1988年に発表された一曲。
作詞:暮醐遊・作編曲:矢野立美という布陣で、主人公の相棒・槇村香の声を担当した伊倉一恵が劇中で歌いました。
クリスマス・イブのセンチメンタルな心情を歌った曲で、シティポップとアニソンのハイブリッドを実現。
ムダを削ぎ落しつつ確実にツボをおさえるサウンドは矢野立美らしく、ほのめく雪明かりのように陰影のあるメロディで都会の孤独とロマンが表現されています。
コーラスでなぞられる英語詞「While the snow light is shining so bright…」の歌メロも耳に残ります。
トワイライト・トレイン/小山茉美
小山茉美は『Dr.スランプ アラレちゃん』の則巻アラレ役などコミカルなキャラの声で有名ですが、実はソロ歌手としてはシティポップ路線の曲が多い傾向にありました。
「トワイライト・トレイン」は、ファーストアルバム『ゆ・れ・て mami』(1982年)のハイライトともいえる一曲。小山茉美はこの曲でアニメ声を封印し、子供っぽさ皆無のアダルト・ボイスを披露しました。
黄昏時の列車に揺られながら過ぎゆく恋を思う内容で、ノスタルジックかつロマンティック。
レコード音源のみでCD化もされていないレアトラックですが、中古で購入する価値は十分にあります。
ひみつの扉/飯島真理
飯島真理は現在につながる「アイドル声優」のフォーマットを作ったともいうべきシンガー・ソングライター兼声優。
『超時空要塞マクロス』のリン・ミンメイ役で鮮烈なデビューを果たし、自ら作詞作曲もこなす才能を見せました。
ビクターとの契約が決まってから、音源をリリースする前に声優に抜擢されたという稀有な経歴の持ち主でもあり、そんなエピソードからも「声の魅力」が確かだったことをうかがわせます。
「ひみつの扉」は、デビューアルバム『Rosé』(1983年)に収録された飯島真理の自作曲で、編曲をプロデューサー・坂本龍一が担当しています。
坂本龍一が本盤のプロデュースに携わったのは、飯島真理からの指名。
飯島真理は自身のYouTubeチャンネルで、ビクターとの契約時に「デビューアルバムのプロデュースは坂本龍一さんでお願いします」とみずから意向を伝えたと語っています。
シンセとブラスが要所要所で効いている重厚なサウンドですが、なりよりもこれが多重録音ではなく一発録りだったのが驚きです。
飯島真理によるイントロのハミングも爽快。ブリーズが吹き抜けるようなその歌声は、シリータやパトリース・ラッシェンを思わせます。
現在でもNight Tempoによるリミックスが発表されるなど、新世代からも再評価される名曲です。
恋愛の才能/横山智佐
横山智佐は『サクラ大戦』の真宮寺さくら役などで有名な声優。ジャンプ放送局のアシスタント「ちさタロー」としても知られています。
「恋愛の才能」は、アニメ『天地無用!』のエンディングテーマとして1994年にリリースされました。
作詞:枯堂夏子・作編曲:松宮恭子のコンビによる楽曲で、90年代らしい打ち込みサウンドによるシティポップに仕上がっています。
シティポップの香りと、90年代なかば特有のガールポップをブレンドしたような心地よさがあり、サビのコーラスワークも端正。
このあたり、80年代からアイドル歌謡に携わってきた松宮恭子のバランス感覚が発揮されています。
90年代らしいパノラマワイドな空間を意識したシンセサウンドも聴きどころです。
水のなかの小さな太陽/聖エルザクルセイダーズ
松枝蔵人による1980年代末のライトノベル『聖エルザクルセイダーズ』のイメージアルバム『聖エルザクルセイダーズ番外編 LZAデビュー!?』(1989年)から。
4人の「エルザ」を演じる声優(山本百合子、鶴ひろみ、三田ゆう子、山田栄子)が中心となる企画盤ですが、"ちょっとしたイメージアルバム"とは思えないほどの熱量がこもった仕上がりで、シティポップの隠れ名盤との誉れ高い作品でもあります。
なかでも「水のなかの小さな太陽」は思わず笑ってしまうほどみごとなハーフタイムシャッフルの名曲。
織倉美保(ミホ)役の山本百合子と白雪和子(姫)役の鶴ひろみがボーカルを務め、以下のメンバーがバックの演奏を固めています。
- キーボード:杉本健
- ドラム:そうる透
- ギター:荒木博司
- ベース:佐藤知行
- サックス&フル―ト:片岡郁雄
そうる透のドラムのハイハットワークがとくに素晴らしく、曲全体のグルーヴを強固にしています。
なお、作詞は森晴彦、作編曲は立花理佐や中森明菜に楽曲提供している伊豆一彦。
メジャーセブンスによるAORフレーバーを抽出した歌メロが抜群に良く、オブリガートギターとエレピのカウンターを引き立たせます。
水中のゆらめきと光を描写したみごとな「乱反射シティポップ」です。
STRAY TOWN/冬馬由美
冬馬由美は『ロードス島戦記』のディードリット役、『シティーハンター2』の美佐役などで活躍したベテラン声優。
「STRAY TOWN」は、1994年発売の2ndアルバム『EQUUS』に収録された楽曲です。
作詞はMikilaと冬馬由美、作編曲は百石元が担当しました。
アース・ウィンド&ファイアの「Let's Groove」を模したイントロから、80'Sブギー・テイスト溢れるサウンドが展開。
ライト&クールなシティポップに仕上がっています。
渋谷北口ラプソディ/笠原弘子
笠原弘子は1980年代後半にデビューした声優。
歌手としても、そのクリスタルな声質を活かしシティポップ・テイストの楽曲をいくつもリリースしています。
「渋谷北口ラプソディ」はそのなかのひとつで、1990年リリースのアルバム『Semi-Precious Stone』に収録されました。
作詞を須藤まゆみが、作曲を割田康彦が担当しています。ミディアムグルーヴが映えるメロディが、笠原弘子の透明感あるボーカルにマッチ。渋谷でデートする恋人たちの風景を活き活きとスケッチしています。
このあと割田康彦と須藤まゆみは正式なコンビとなり、「東京Qチャンネル」を結成しました。
燃えるブルーにして/三石琴乃
三石琴乃は『美少女戦士セーラームーン』の月野うさぎ役をはじめ、数々のアニメで主要人物を演じ続けている声優です。
「燃えるブルーにして」は、1994年にリリースされたアルバム『コットンカラー』に収録された隠れ名曲。
作詞は真名杏樹、作編曲は岩崎元是で、夏の恋をテーマにしたシティポップに仕上がっています。
軽やかなギターカッティングに乗せたブラスセクションが、サマーブリーズをそっと運びます。
このブラスアレンジは、スウィング・アウト・シスターを意識したと思われます。
あるいはイントロの単音ミュートのギターカッティングのサウンド設計は、同時期のオリジナルラブを視野に入れたようにも。
三石琴乃の楽曲では、エレピのリフがデイヴィッド・フォスター風のハーフタイムシャッフル「FALL in STAR」もおすすめです。
I'm gonna make it/岩男潤子
岩男潤子は80年代にアイドル歌手としてデビュー。『カードキャプターさくら』の大道寺知世役などで知られています。
「I'm gonna make it」は岩男潤子が1997年に発表したアルバム『JUNKKO』に収録。作詞:森由里子・作曲:澤近泰輔で、90年代後半のR&Bテイストを取り入れたダンサブルなシティポップに仕上がっています。聴きどころは、キーボーディスト・澤近泰輔らしいシンセの音色にこだわったアレンジ。岩崎元是がコーラスで入っているのもポイントです。
岩男潤子のシルキーボイスが、歌メロの良さを引き立てています。
なお、岩男潤子の楽曲では、『モジャ公』のEDソング「恋人が宇宙人なら」もドゥーワップからのウォール・オブ・サウンド設計にシティポップ愛が感じられます。
作編曲を担当したのは岩崎元是。再生した瞬間、声優の楽曲を通じて90年代にウォール・オブ・サウンドを広め続けていた岩崎元是の孤軍奮闘ぶりが見えてくるようです。
鏡の向こう側/TARAKO
TARAKOはアニメ『ちびまる子ちゃん』のまる子の声で有名な声優。実は、1980年代からシンガー・ソングライターとしても活動してきました。
「鏡の向こう側」は、TARAKOが1985年に発表した4枚目のアルバム『告白』の冒頭を飾る曲。作詞・作曲はTARAKO本人が手がけ、編曲には岩本正樹を起用。TARAKOの優しく語りかけるような歌声はまる子のイメージとはまったく違った魅力があります。
間奏のピアノソロからギターリフ&コーラスへとつながるスリリングな展開が聴きどころ。
In The Fluffy MOON Nite/林原めぐみ
林原めぐみは今や声優界のレジェンド的存在。
ソロ作のほか、数多くのキャラクターソングもリリースしています。
「In The Fluffy MOON Nite」は、OVA『万能文化猫娘』のエンディングテーマとして1992年にリリースされた「春猫不思議月夜 -おしえてHappiness-」の英語バージョン。1993年発売のアルバム『SHAMROCK』に収録されました。
原曲は作詞:松宮恭子・作編曲:河内淳一で制作され、英語バージョンは作詞がMamie D. Lee名義になっています。
フラットな90年代サウンドながらも、凝ったギターカッティングが重ねられているあたりに、ギタリスト・河内淳一のこだわりが見えます。
そこに乗せた林原めぐみの歌は、春の月夜をイメージさせるふわふわした雰囲気を演出。コーラスのAOR的なハーモニーにもシティポップの香りが漂います。
Lock! My Door/折笠愛
折笠愛は『機動警察パトレイバー』の泉野明役などで知られる声優。
「Lock! My Door」はTVアニメ『BLUE SEED』のキャラクターソングで、折笠愛が同作で演じた「竹内涼子」名義で1994年に発表されています。
作詞は木本慶子、作編曲は多数のアニソンを手掛けている光宗信吉。
都会暮らしの夜の冷たい扉を開くシーンから始まるこの曲は、メリハリの効いたアレンジで奥行きを演出しています。
歌詞には大人の女性の強さと弱さが表現されていて、折笠愛のツヤのある低音ボイスが楽曲のドラマ性を深めています。
サビにかけてドラマチックに盛り上がる展開も聴きどころ。ダイナミックなイントロで始まり、Aメロでスタティックな世界へ突入するのも、強さと弱さの対比になっています。
それにしても、林原めぐみの「春猫不思議月夜 -おしえてHappiness-」といい、高田裕三の原作アニメにシティポップ・テイストの楽曲が集まっているのはなぜなのでしょう。
折笠愛の楽曲では、アルバム『淑女超特級』(1995年)に収録された「えれじぃ」もあわせておすすめします。
作詞:枯堂夏子・作曲:藤原いくろうで作られた「声優の歌うスイングジャズ風シティポップ」の最高峰。
アーバンナイトに溶け込むような洗練された曲調に乗せて、折笠愛は落ち着いた歌声を披露しています。
かつてのシティポップにはこうしたスインギーなポップスもまぎれこんでいました。
ステキなあなた/鈴木真仁
鈴木真仁(すずき・まさみ)は『赤ずきんチャチャ』チャチャ役や、『水色時代』の河合優子役などで知られる声優で、「マジンちゃん」の愛称でも親しまれています。
「ステキなあなた」は1995年リリースのアルバム『Heavenly』に収録された楽曲。
同作には『赤ずきんチャチャ』で共演した三ツ矢雄二や、冨永みーな、並木のり子らが作詞で参加していて、「ステキなあなた」の作詞もNONKO(日髙のり子)が手がけました。作・編曲は佐橋俊彦です。
デート前の女の子の胸の弾む想いをスインギーなポップスに乗せて歌うナンバー。
イントロのムダのないピアノのフレーズから、シンセストリングスとブラスセクションが展開していくアレンジに、マンハッタン・トランスファーを感じさせます。
6月のパレード/緒方恵美
緒方恵美(おがた・めぐみ)は90年代を代表する声優・歌手で、『新世紀エヴァンゲリオン』の碇シンジや『幽☆遊☆白書』の蔵馬、『呪術廻戦』の乙骨憂太といった少年役で知られています。
歌手としても少年役から大人の女性役まで演じられる声色と表現力を活かし、精力的に活動し続けています。
「6月のパレード」は、1995年リリースの1stアルバム『Marine Legend』に収録された楽曲。
作詞はLaLa、作曲は吉村倭瑳務、編曲は羽毛田丈史が担当しています。
シンセベースにギターカッティングがグルーヴィーに絡むアレンジに、浮遊感のあるメロディが心地いい。
緒方恵美の伸びやかで芯の強さを感じさせるボーカルは、ふわふわした歌メロの輪郭をはっきりさせ、入道雲のイメージを見せくれます。
初夏の訪れを告げる爽やかな情景が目に浮かぶ一曲です。
恋はPositive/金月真美
金月真美(きんげつ・まみ)は、恋愛シミュレーションゲームの金字塔『ときめきメモリアル』のヒロイン・藤崎詩織役で知られる声優・歌手です。
芸能活動のキャリアは長く、1970年代から子役として活動。1976年に放送されたテレビアニメ『妖怪伝 猫目小僧』ですでに声優デビューしています。
「恋はPositive」は、『ときメモ』のOP曲を含むアルバム『ときめき』(1995年)に収録されました。
作詞は安藤芳彦、作曲は高井萌、編曲は岩崎元是というコンビで制作。コーラスに広谷順子、木戸やすひろ夫妻と、岩崎元是が参加しています。
冒頭のコーラス「Yes, keep on dreaming♪」からドリーミーな世界観が広がり、金月真美の弾むように軽やかな歌唱がポップな中にも大人っぽさを感じさせます。
恋の高揚感を描きながらも、洗練されたミディアムメロウなグルーヴの楽曲に仕上がっているのは、岩崎元是の手腕。
同盤の中では「Solitude」も秀逸です。
GET YOUR LOVE/丹下桜
丹下桜は、『カードキャプターさくら』木之本桜役などで知られる声優です。
その「木之本桜」名義で歌った「GET YOUR LOVE」は、同作のキャラクターソングとしてリリースされました。
作詞を沢木真奈が、作編曲を数々のアニソンを手がける根岸貴幸が担当しています。
メロディとアレンジはシンプルながら、冒頭からR&Bに根差した硬派なギターカッティングが炸裂。
そこに丹下桜の透明感のある歌声が乗ると、マジカルでキラキラした音に変わります。
同作では、同じく丹下桜が歌う「しあわせの魔法」もシティポップ度数の高い仕上がりです。
お願いジュンブライト/牧野由依
牧野由依は『ツバサ・クロニクル』のサクラ役などで知られる声優です。
作曲家・牧野信博を父に持ち、東京音楽大学の卒業後に芸能活動を開始し、アニメ『創聖のアクエリオン』のEDテーマで2005年に歌手デビュー。
音大卒業後にほぼ同じタイミングで歌手と声優の道を切り開いたので、飯島真理と似た経歴といえます。
「お願いジュンブライト」は2011年にリリースされたシングル曲で、資生堂のCMソングに起用されました。
作曲はEPO。作詞はEPOと作詞家の小野健による共作、編曲は松本晃彦が担当しています。
EPOらしいディミニッシュをまぶした甘いメロディを、牧野由依の透明感あふれるボーカルが際立たせています。
はじまりの海/坂本真綾
坂本真綾は、1996年のデビュー当初から音楽活動に定評がある声優シンガー。
その優美で洗練された歌唱表現は、音楽界からも高く評価されています。
2013年にリリースされた「はじまりの海」は、TVアニメ『たまゆら~もあぐれっしぶ~』のOP曲に使用されたことで、一般的にもよく知られた曲です。
作詞・作曲は大貫妙子、編曲は森 俊之が務めているため、品質は折り紙付きですが、一音一音をていねいに発声する坂本真綾の歌い方が、曲の良さを最大限まで高めています。その効果により終止形のヨナ抜き音階が強調され、ノスタルジックな味わいが倍増。
おだやかな波や、そよ風のイメージが浮かび上がってきます。
恋のキモチは5%/三森すずこ
三森すずこは『ラブライブ!』園田海未役のほか、多数の作品に出演している声優。プロレスラーのオカダ・カズチカの妻としても知られています。
1stアルバム『好きっ』(2014年)に収録された「恋のキモチは5%」は、片想いの気持ちを爽快なサウンドでストレートに表現した佳曲。
作詞・作曲・編曲すべてを元Cymbalsの矢野博康が手がけています。
5%に引っ掛けたのか、イントロはジャクソンファイブのスタイルです。
三森すずこの「願い」の心情をたたえた歌声で、楽曲のポップさも5%アップ。
海辺で逢いましょう/小松未可子
小松未可子は『呪術廻戦』の禪院真希役などで知られる声優で、サラッとした声質を活かした歌唱にも定評があります。
「海辺で逢いましょう」は、2018年のアルバム『Personal Terminal』に収録されました。
作詞・作曲・編曲は、プロデュースを手がけたクリエイター集団「Q-MHz」によるもの。
タイトルの通り、さわやかなブリーズと波音に似あうサマー・ポップチューンとなっています。
小松未可子の透明感のある歌声がひと夏の淡い恋心を表現した佳曲です。
愛の重力/中島愛
中島愛はアニメ『マクロスF』ランカ・リー役でデビューした声優。
以降も精力的に声優・歌手として活動していて、AORやシティポップにも造詣が深いことで知られています。
「愛の重力」は、3rdアルバム『Thank You』(2014年)のオープニングを飾る曲。
作詞はボーイ・ミーツ・ガールの尾上文、作編曲はPazzの西脇辰弥が務めました。
「重さ」を表現したのか、こきざみに転調にする曲調は、リターン・トゥ・フォーエヴァーのようなフュージョンの趣です。
曲調に反して、中島愛の歌声がまっすぐで瑞々しいために、聴きやすい一曲になっています。
ノーフューチャーバカンス/上坂すみれ
上坂すみれは、サブカルとロシアに通じている人気声優。
「ノーフューチャーバカンス」は2018年リリースのアルバム『ノーフューチャーバカンス』のタイトル曲で、上坂すみれ本人が作詞を手がけた意欲作です。
2010年代は、アイドルグループ・Especiaによってラー・バンド風のシティポップが流行りました。そんなトレンドがこの曲のサウンドに反映されています。
作曲・編曲は東新レゾナントが担当。
歌詞には批評的な要素がちりばめられているものの、どこかコミカルで中毒性のある世界観が展開します。
ぼくのヴィーナス/安野希世乃
安野希世乃は『マクロスΔ』のカナメ・バッカニア役や『アイドルマスター シンデレラガールズ』の木村夏樹役などで知られる声優です。
「ぼくのヴィーナス」は、2018年リリースの2ndミニアルバム『笑顔。』収録のリード曲。
作詞は安野希世乃自身が手がけ、作編曲はコモリタミノルが担当しています。
夏を舞台にした片想いソングで、キッド・クレオール&ザ・ココナッツ風のイントロのドラミングとブラスセクション、カリビアンな雰囲気を演出したシンセのアレンジが爽快。
安野希世乃の伸びやかな歌声も曲の世界観を後押ししています。
コモリタミノルが「小森田実」名義でリリースした1stシングルは「夏だけの女神(ディアーナ)」で、奇しくも「ぼくのヴィーナス」は、夏の女神ソングとしてコモリタ作品の中でつながってしまいました。
EPOや堂島孝平らが楽曲提供した同盤は、シティポップ・ファン必聴の一枚です。
土曜日のフライト/Wake Up, Girls!
アニメ「Wake Up,Girls!」に合わせて結成された声優7人によるグループ。7人のメンバーがアニメとリアル双方でアイドル活動をしたことでも話題になりました。
「土曜日のフライト」は、グループの解散が発表されてからリリースしたアルバム『Wake Up, Best!MEMORIAL』(2019年)に収録された曲。
歌詞には朝一番の飛行機に乗って旅に出るさまが描かれていて、メンバーのグループ卒業と重なります。
作詞は只野菜摘、作曲・編曲は田中秀和(MONACA)が手がけました。
「What a Fool Believes」スタイルにバイオリンを追加した田中秀和のアレンジ手法は、80年代初頭の日本の編曲家たちを思わせます。
SUNNY SIDE TERRACE/早見沙織
早見沙織は、『SPY×FAMILY』のヨル・フォージャー役のほか、多数の人気アニメに関わってきた声優です。
シンガー・ソングライターとしても定評があり、竹内まりやも「優れたシンガー・ソングライター」と太鼓判を押しています(「山下達郎の楽天カード サンデー・ソングブック」2024年10月20日)。
「SUNNY SIDE TERRACE」は2018年リリースの2ndアルバム『JUNCTION』に収録された楽曲で、作詞・作曲は早見沙織自身、編曲には多くのアニソンや、ハロプロ関連の楽曲を手掛ける大久保薫を迎えました。
ピアノとクラビネットにパーカッションを合わせた軽快なサウンドに仕上がっています。
穏やかな休日の午後に静かに訪れる「別れ」を描写した歌詞も素敵。
同盤に竹内まりやからの提供曲が2曲あるため、それらと調和する楽曲を目指したと早見沙織はインタビューで語っています。
まりやさんの曲と一緒に収録されると、表題曲がより引き立つようなものにしたい、という考えもありました。私がなんとなく感じる「まりやさんっぽい曲」って、シティ感があって、オシャレでパーカッションも入っているイメージなので、大久保薫さんにもそのあたりを意識していただくようにお願いしたんです。
謎解きはキスのあとで/DIALOGUE+
DIALOGUE+(ダイアローグ)は女性声優8名によるボーカルグループ。
「謎解きはキスのあとで」は1stアルバム『DIALOGUE+1』(2020年)に収録された楽曲です。
作詞・作曲はONIGAWARA(正確には作詞は竹内サティフォひとりで作曲は2人)の2人、編曲はONIGAWARAと伊藤翼が手がけています。
スリーピースバンド風のギターをかき鳴らすイントロから始まり、ファンキーなディスコ調のリズムへと展開。
曲中にはセリフ風のパートも盛り込まれて遊び心満載の仕上がりです。
Rainbow Light/今井麻美
今井麻美は『THE IDOLM@STER』如月千早役などで人気の声優。
「Rainbow Light」は2021年リリースのアルバム『Balancing Journey』に収録されました。
作詞を担当したのはゲームクリエイターでもある堀井亮佑、作・編曲は山下達郎・竹内まりや夫妻の楽曲のストリングスアレンジも手掛けている牧戸太郎。
山下達郎も認める「職人アレンジ」がこの曲でもいかんなく発揮されています。
ドラム、ギター、ベース、エレピのシンプルなリズムセクションに、フルートとシンセの音がところどころに入るといった「引き算」を徹底したアレンジが素晴らしい。2020年代でもっとも洗練された声優シティポップです。
I LOVE NEW DAY!/花澤香菜
花澤香菜は多数のアニメ作品に出演し、絶大な支持を得ている人気声優。
「I LOVE NEW DAY!」は花澤香菜が2015年にリリースした3rdアルバム『Blue Avenue』のリードトラックで、一日の始まりを活き活きと描く楽曲。
作詞は岩里祐穂、作・編曲は北川勝利(ROUND TABLE)が担当しています。
軽く高めにチューニングされたドラムの音と、Aメロのディミニッシュコードがスキップするようなウキウキ感を演出。
ROUND TABLE feat.NinoならぬROUND TABLE feat.花澤香菜というべき仕上がりになりました。
後半にかけてのブラスセクションも、弾む気分に拍車をかけます。
青い炎シンドローム/飯田里穂
飯田里穂は『ラブライブ!』星空凛役でブレイクした声優。
「青い炎シンドローム」は、2016年リリースの3rdシングルの表題曲で、アニメ『デジモンユニバース アプリモンスターズ』のEDテーマとしても知られています。
作詞は真心ブラザーズの桜井秀俊、作曲は名匠・筒美京平が手がけました。編曲はsoundbreakers(大野裕一)。
せつなさを感じさせるピアノのイントロに始まり、胸が高鳴るようなキャッチーなメロディへ展開する構成は圧巻です。
ノスタルジックなAOR歌謡テイストと思わせて、Bメロが2016年当時のポップスシーンを反映させているバランス感覚に、ベテラン作曲家のプライドが感じ取れます。
NONA REEVESの西寺郷太は、2000年の時点で筒美京平は国内のヒット曲をすべてチェックしていたと証言しています(西寺郷太「J-POP 丸かじり」参照)。2016年においても筒美京平はそのスタンスを変えなかったのでしょう。
摩天楼グッバイ/Machico
Machicoは『ウマ娘 プリティーダービー』のトウカイテイオー役などで知られる声優。
「摩天楼グッバイ」は2017年リリースのアルバム『SOL』に収録された楽曲で、ワウギターやエレピの音に70年代のエッセンスを感じさせます。
別れを前にした切なさをスカイスクレーパーの立ち並ぶ都会に投影した歌詞は、元ラヴ・タンバリンズの宮川弾によるもの。
作曲・編曲はRYLLが手がけています。
土曜のルール/伊藤美来
伊藤美来は『五等分の花嫁』の中野三玖役などで知られる声優。
「土曜のルール」は、2019年リリースの2ndアルバム『PopSkip』に収録された曲で、週末のワクワク感を描いた爽快なポップチューンです。
作詞・作曲はシンガーソングライターの大西洋平、編曲は睦月周平が手がけています。
ネオシティポップとクラシカルなシティポップを程よくブランドしたような歌メロ・アレンジが心地いい一曲です。
同盤では高田みち子が楽曲提供した「PEARL」や、モータウンビートの「恋はMovie」も秀逸。
恋よりずっと Only you/大西亜玖璃
大西亜玖璃(おおにし・あぐり)は『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』上原歩夢役としてブレイクした声優です。
「恋よりずっと Only you」は、6枚目のシングル『曖昧ガール』のカップリング曲。
作詞は東乃カノ、作曲・編曲は木村孝明が手がけています。
片想いのもどかしさを歌った可憐で爽快なポップソング。でありながら、レイ・ケネディの「Dance the Night Away」を感じさせるイントロのグルーヴが秀逸で、そのあたりにシティポップ要素が凝縮されています。
Believer's Disco/elfin’
elfin’(エルフィン)は「全日本美声女コンテスト」出身のメンバーで結成された声優アイドルユニット。
「Believer's Disco」は1stアルバムの表題曲で、ディスコファンク風のダンサブルなポップチューンに仕上がっています。
作詞・作曲は石井亮輔、編曲は龍田洪によるもの。
ブラス&リズムセクションに乗せて、メンバー4人がフレッシュな歌声を披露。
Aメロに「What Cha Gonna Do For Me(恋のハプニング)」をかすめるメロウネスにシティポップを感じます。
Moonlight Balcony/小林愛香
小林愛香は『ラブライブ!サンシャイン!!』津島善子役として知られる一方、ソロ歌手としても卓越した歌唱力で注目される声優です。
「Moonlight Balcony」は2021年リリースの1stアルバム『Gradation Collection』に収録された夜風を感じさせるボッサ調の楽曲。
ブルーノートのピッチとタイム感が抜群によく、聴くたびに心地よさに包まれます。
作詞と編曲は佐伯youthK、作曲は人気クリエイター田代智一が手がけています。
MORNING:GLORY/豊崎愛生
豊崎愛生は声優ユニット「スフィア」のメンバーとして、またソロシンガーとしても活躍する人気声優です。
「MORNING:GLORY」は2021年リリースのアルバム『caravan!』に収録された曲。
作詞:古屋真、作曲:さかいゆう、編曲:臼井ミトンといった手堅い制作陣で作られました。
フリューゲルホルンとキラキラしたオブリガートギター、キーボードが朝の光を感じさせます。
ドゥービー・ブラザーズの「What a Fool Believes」を意識したウエストコースト・サウンド風のリズムが、聴き手をリラックスムードで包み込み、心地よく一日が始まりそうな気分に浸れます。
all well and good/土岐隼一
土岐隼一は『東京リベンジャーズ』羽宮一虎役などで知られる声優。
2ndシングル『真心に奏』収録の「all well and good」は、AOR歌謡の匂いのするムーディーなシティポップ。
ワウギターに支えられた軽やかなグルーヴと、土岐隼一の艶のある歌声で、聴く者を都会の夜に誘います。
作詞はRUCCA(溝口貴紀)、作曲は田中俊輔(うどんタイマーP)と太田雄大、編曲も両者が担当しています。
Fleeting Time/鬼頭明里
鬼頭明里は『鬼滅の刃』の竈門禰豆子役などで知られる人気声優。
「Fleeting Time」は2023年発売のシングル『Dear Doze Days』に収録されたミディアムグルーヴのシティポップです。
作詞は内田ましろ、作曲・編曲は田辺望が担当しました。
ブラスセクションの壮大なイントロでスタートし、Aメロでは日常の他愛のない瞬間に感じられる心情を表現。サビにかけては、高まる感情を解き放つかのような展開が印象的です。
真夜中のフライト~約束の時刻~/降幡愛
降幡愛は『ラブライブ!サンシャイン!!』黒澤ルビィ役でデビューした声優。
80年代風シティポップ/AOR歌謡を歌うソロアーティストとしても人気です。
「真夜中のフライト~約束の時刻~」は2021年に発表されたシングル『ハネムーン』の収録曲。
作詞は降幡愛自身が、作曲・編曲は本間昭光が手がけました。
2ndライブツアー初日の会場「Zepp Haneda」を意識して作られ、歌詞にもツアータイトル「ATTENTION PLEASE!」が出てきます。
アレンジで「What Cha Gonna Do For Me(恋のハプニング)」が、歌詞で竹内まりやの「プラスティック・ラヴ」から「アイムソーリー」が引用されているといった仕掛けが施されているのもポイントです。
アイリスの夜/和氣あず未
和氣あず未は『ウマ娘 プリティーダービー』スペシャルウィーク役などで知られる声優。
「アイリスの夜」は、「夜」をテーマにしたアルバム『あじゅじゅと夜と音楽と』(2022年)に収録された、ロマンティックなレイトナイト・シティポップ。
作詞は鶴﨑輝一、作曲・編曲は金子麻友美が手がけています。
夜に咲くアイリス(菖蒲)の花に想いを重ねた歌詞と、都会の夜空を描いたアレンジがみごとです。
Mirror/内田雄馬
内田雄馬は『BANANA FISH』の主人公アッシュ・リンクス役や、『呪術廻戦』の伏黒恵役で注目を集めた声優。
「Mirror」は、2021年リリースの2ndアルバム『Equal』に収録のグルーヴィーなネオ・シティポップ。
エフェクトを強めにかけたドラムの音にギターカッティングやスラップベースにブラスやシンセが重なり、メロウなAメロを引き立てます。
作詞はuebo、作曲はueboと畠舎聖悟、編曲は畠舎聖悟によるもの。
後半の間奏にプリンスを匂わせるところにueboらしさを感じます。
Last Season/東山奈央
東山奈央は『マクロスΔ』のレイナ・プラウラー役、『ゆるキャン△』志摩リン役などで知られる声優。
「Last Season」は、4thシングル『歩いていこう!』のカップリング曲として発表された極めて完成度の高い楽曲です。
「ヒュリラ」が耳に残るせつない歌詞と歌メロは倉内達矢によるもの。
松本良喜による楽曲のアレンジから、秋風を連想させますが、「真夏の空の様で真冬の雪の様で」「枯れない桜の様に褪せない紅葉の様に」といった歌詞で季節を特定できなくしています。
これにより、「各々にとっての別れの季節」に吹く風をイメージさせます。
恋のマジックナンバー/Mi☆nA
Mi☆nA(ミーナ)は「AIKATSU☆STARS!」出身の天音みほと堀越せなによる声優ユニットで、2018年に本格始動しました。
「恋のマジックナンバー」は3rdシングル表題曲で、レトロなディスコビートを主軸にしたシティポップです。
作詞はMi☆nAの二人自身が担当し、作曲・編曲はGALETTeの「じゃじゃ馬と呼ばないで」やSAWAの「美人薄命エーゲ海」といったダンサブルなシティポップを提供した筑田浩志が手がけています。
筑田浩志によるブラスやシンセストリングスを効いた華やかなアレンジに、Mi☆nAの2人の瑞々しい歌声がばっちりハマった佳曲です。
おわりに
今回は、声優の歌うシティポップを厳選して47曲ご紹介しました。
気になる曲があればこのページをブックマークに追加して、あとでゆっくりお聴きください。
今回ご紹介した大半の曲は『Amazon Music Unlimited』で聴けます。
»【30日間無料】Amazon Music Unlimitedの登録はこちら





